おい、主人公よ!
瑞巌和尚、毎日自ら主人公と喚び、復た自ら応諾す。及ち云く、惺惺著。諾。他時異日、人の瞞を受くること莫れ。諾、諾。
(『無門関』第十二則)
この瑞巌和尚は毎日自問自答してたというんですね。
自分に向かって「おい、主人公よ」と。
自分で「ハイ」と答える。
「しゃきっと目を覚ませ」
「ハイ」
「よし、これからも人に騙されるなよ」
「ハイ。ハイ」
無門和尚も注意してますが、真似するとちょっと危ない人になってしまう危険性がありますね。
しかし、節度を失わずやれば、けっこう便利な方法でもある。
それにこれ、ブッダの教えにもかなってるんです。
ブッダが「自分で自分を励ませ」とはっきり言ってますから。
みずから自分を励ませ。みずから自分を反省せよ。修行僧よ。自己を護り、正しい念いをたもてば、汝は安楽に住するであろう。
(ブッダの真理の言葉25・379中村 元訳)
おれはヴィパッサナーを始めると、すぐ顔とか痒くなり「痒み、痒み、痒み」とラベリングしてもなかなか消えないし、やっと消えてもすぐ身体の別の箇所が痒くなってきりがない。事前に風呂で入念に洗ってもほぼ効果なし。痒みは、痛みよりたちが悪い。がまんできず掻いてしまい、ちっとも集中できない。
なぜヴィパッサナーを始めるといつも身体が痒くなるのか。
潜在意識がヴィパッサナーを嫌がって抵抗してるのだとおもう。
そこで、この「巌喚主人」の応用をやってみた(我流なので、お勧めはできませんが、おれには明らかに効果があったので、以下参考までに書きます)
「おれの潜在意識よ!」と内語で呼びかけます。
「頼む、ヴィパッサナー実践を成功させるために協力してくれ。おまえのためでもあるんだから、それしかおれもおまえも救われる道がないんだから。緊急事態だということを理解してくれ。今のおれとおまえは運命共同体なんだ」
他人からみれば滑稽なことだろうが、潜在意識に、このように真摯に真剣に語りかけ説得したら、身体が痒くなりかけてもじきに収まることが少なくないのだ。
明らかに効果がある。
なにもしないよりヴィパッサナーに専念できる時間が増し、身体を動かしたい気持ちが減った。(周りに人がいても内語でやるから、危ない人とはおもわれない)
ただし、潜在意識への語りかけも、だらだらやると、これが新たな雑念妄想になってしまうから、真剣に集中して短時間で済ませないといけない。
サティ
「瞬間の現在(今・ここ)」に気づくこと。
ヴィパッサナー実践
「瞬間の現在」に気づき続けること。
(My Favorite Songs)
美輪明宏「ヨイトマケの唄」
ものすごすぎる。「恐れ入りました。参りました。」というしかない見事な歌。
ヨイトマケの唄
(過去記事編集再録)